Emacs 30の変更点で気になったところ。
https://github.com/emacs-mirror/emacs/blob/emacs-30.1/etc/NEWS
モードや変数や関数の追加:
・visual-wrap-prefix-mode: 長い行が折り返し表示になったときに、折り返した行が先頭行の開始位置より左に行かないように表示する。
・kill-ring-deindent-mode: カット/コピー時にインデントを削除する。
・replace-regexp-as-diff: 置換結果をdiffでプレビューする。
・cjk-ambiguous-chars-are-wide: UnicodeのEast Asian Widthがambiguousな文字のchar-widthを設定する。
・minibuffer-regexp-mode: ミニバッファで正規表現のハイライトなどをする。
・peg: Parsing expression grammarがパースできるようになった。
・forward-sentence-function: forward-sentenceがカスタマイズできるようになった。
・static-if: バイトコンパイル時に評価されるif。
その他変更:
・lambdaを評価した際、リストではなく専用のオブジェクトが返るようになった。
・汎用比較関数value<が追加され、sortの比較関数が省略できるようになった。また、キーワード引数がいくつか追加された。
・タッチスクリーンのサポート
・Android版のサポート
・関数の型を宣言できるようになった。どちらかというと高速化のためで、間違った型を宣言するとクラッシュする可能性がある。
GNU Emacs 30.1 has been released! Congratulations to the maintainers and developers -- and thank you to them, too! Several FSF staff and board absolutely depend on it. The new version's coming soon to a mirror near you: https://lists.gnu.org/archive/html/emacs-devel/2025-02/msg00997.html #emacs
音声を使って効率よくテキストを操作するVS Code拡張Cursorless。
各単語の上にマークが常に表示され、コマンド名のあとに「マークの色」・「マークの形」・「マークがある文字」の最大3つを言うことで操作対象を指定する(複数のマークを指定するコマンドもある)。他にもプログラミング言語の構文に基づいた対象指定などもできる。
Talonという音声によりコンピュータを操作するシステムをベースにしている。
「マークがある文字」はTalon独自のフォネティックコードのようなもので指定する。
Emacs用のcursorfree.elもあり、ベースとなる部分はライブラリ化されている。
(いや、もしかしたら規格側で拡張について定めてる場合もあるかも。あるいは拡張してる場合は準拠という言葉は避けてるかもしれない)
ロイターの記事で「『o3』について、ネットワークに接続しないで利用する『スタンドアローン』化を見送り」とあるけど誤訳では。o3は単体製品としてリリースせず、GPT-5の内部コンポーネントとしてのみ使用する、という意味だよね。
https://jp.reuters.com/business/technology/Y2C2F26IZFIFRIJBNVQMGMIAOY-2025-02-13/
英語版は単に“OpenAI will not release "o3" as a standalone artificial intelligence model”とあり、ネットワークうんぬんは無い。
QRコードのドットの形を変化させてそこに電子署名などの情報を埋め込むことで、QRコード差し替えによるフィッシングを防ぐという研究。
https://www.rochester.edu/newscenter/qr-code-phishing-definition-quishing-638842/
企業はURLを事前に登録しておき、電子署名を付ける。
元論文は有料で読めてないんだけど、TLSのEV証明書と同じで、「安全な企業」をどう審査して登録するかの問題が解決できないのではないだろうか。
そしてそれが解決できるのであれば、電子署名などをQRコード側で改めて使わなくても、信頼できるドメイン名とその所有者の情報をどこかに登録しておくかTLSの証明書に埋め込んでおくかすればよいはず(それは正にEV証明書がやろうとして上手くいかなかったことである)。