FacebookやXを含む主要オンラインプラットフォーマーが、違法なヘイトスピーチの防止や対処に関する取り組みを強化するというEUのCode of Conductに署名したらしい。思わず日付を確認した。2025年1月21日って書いてある。
https://www.theverge.com/2025/1/20/24347876/x-facebook-instagram-youtube-eu-hate-speech-dsa-code
5.1節などは現状を考えるとなんと虚しい文だろうか。
https://digital-strategy.ec.europa.eu/en/library/code-conduct-countering-illegal-hate-speech-online
5.1 Recognising the value of raising awareness against hateful rhetoric and prejudice and to foster online safety and civility, the Signatories will continue supporting tools and approaches on counter and alternative narratives, new ideas and initiatives as well as educational programmes that encourage civility online and critical thinking. (後略)
今日のパノプティコンニュース:
監視されていると意識した被験者は、人間の顔に対する反応が速くなる。特にこちらを見ている顔について速くなる。顔でない模様では差が出ない。しかし、監視されている被験者は顔に敏感になっているという自覚はない。
https://academic.oup.com/nc/article/2024/1/niae039/7920510
https://theconversation.com/surveillance-tech-is-changing-our-behaviour-and-our-brains-246675
余談: 心理学実験だとブラウン管はやはり現役らしい。
最近のコインランドリーは洗濯乾燥洗剤投入まで全自動になってた。
旧機種は東芝で、今回も結局東芝にしたけど、13年間に東芝もいろいろあったね。
正規表現でlookbehindやlookaheadがある場合でも効率良く(線形時間で)マッチしたい、という論文3つ:
Efficient Matching of Regular Expressions with Lookaround Assertions
https://dl.acm.org/doi/10.1145/3632934
NFAにオラクルを追加する。
オラクルは各位置でlookaroundの正規表現にマッチするかどうかを示す。
オラクルはlookaroundの正規表現ごとに作られる。
純粋な正規表現に任意のpositive/negative lookaroundを追加した正規表現を扱う(正規表現は反転できる必要がある)。キャプチャは無し。
文字列wの範囲[i, j)が正規表現にマッチするかどうかを判定する。
Linear Matching of JavaScript Regular Expressions
https://dl.acm.org/doi/10.1145/3656431
NFAにオラクルを追加する。
JavaScriptの正規表現のサブセット(バックリファレンス以外?)をサポートする(キャプチャや、JavaScriptの正規表現の細かい仕様をサポートする)。
lookaroundでキャプチャがある場合は前の論文と方針は同じで、キャプチャの処理のために1パスさらに追加される。
キャプチャの無いlookbehindの場合は順方向のスキャン1回のみにできる。
RE#: High Performance Derivative-Based Regex Matching with Intersection, Complement, and Restricted Lookarounds
https://dl.acm.org/doi/10.1145/3704837
Derivativeベース。lookaroundに制限あり。
lookaroundはネストできない。その代わりに&と否定が使える。lookbehindは最初に1つのみ存在できる。lookaheadは最後に1つのみ存在できる。キャプチャはなし。
後ろから逆方向に最長マッチした後にそこから順方向に最長マッチすることで最左最長マッチを計算する。
正規表現の最適化とかベクトル化とかいろいろやってすごい速度が出るしメモリもそんなに消費しないって書いてあるけど本当? 数百MB/秒出るなら毎回最後から検索しても問題ない感じなんだろうか。
LLM系の「○○したらベンチマークの成績がちょっと改善しました」とか「汎用AIとはうんぬん」とか「AIは芸術を創造できるのか」的な論文を読んだ後にACMのPOPLとかの堅い論文を読むと心に沁みる(まだabstractを眺めてる時点で、本文はあんまり理解できないことが多いんだけど)。
https://dl.acm.org/toc/pacmpl/2025/9/POPL
もちろんAI系の論文はそれはそれでおもしろいから読んでいる。
反出生主義に関する記事で、「日本の反出生主義者は出生を『ガチャポン』(お金を入れるとランダムにおもちゃが出てる自動販売機)に例えることがあります」という旨の記述があって、間違いとまでは言い切れないけど、「ガチャ」のニュアンスは伝わってない気がする(さらに元になった論文までは未確認)。
ここで言う「ガチャ」は物理的な自動販売機の方ではなく、コンピュータゲームのいわゆる“loot box”の方であって、当たり外れの差が大きく、ゲームによっては当たりを持ってないとどうやっても勝負にならないようなものだと理解している。
https://www.eff.org/deeplinks/2025/01/metas-new-content-policy-will-harm-vulnerable-users-if-it-really-valued-free
Metaは今回トランプ政権寄りの人物2人を取締役会に入れている。
Dana White氏: https://techxplore.com/news/2025-01-meta-ufc-boss-dana-white.html
参考情報: https://www.theguardian.com/sport/2024/nov/16/dana-white-ufc-maga-manosphere
Joel Kaplan氏: https://www.theregister.com/2025/01/03/nick_clegg_meta/
今回のモデレーション方針の変更についての電子フロンティア財団(EFF)の声明: https://www.eff.org/deeplinks/2025/01/eff-statement-metas-announcement-revisions-its-content-moderation-processes 表面上は誤検知による不当なモデレーションの問題への取り組みを「歓迎」としつつも、実質的には今回の動きを牽制する内容。
https://www.theregister.com/2025/01/06/microsoft_bing_spoof_google/
そのうちEdgeで“Chrome”って検索したらEdgeがChromeっぽいUIになるだろうか。
メモ: NVIDIAのProject DIGITSはメモリが128 GiB (CPUと共有)で、AI推論性能が1000 TOPS。 RTX 5090はメモリが32 GiBで、AI推論性能が3352 TOPS。
https://www.nvidia.com/en-us/project-digits/
https://newsroom.arm.com/blog/arm-nvidia-project-digits-high-performance-ai
https://www.nvidia.com/en-us/geforce/graphics-cards/50-series/rtx-5090/