そもそも法定通貨に裏付けされたステーブルコインであることと耐検閲性を持つことの両立は難しいのでは。
法定通貨による裏付けは技術では保証できず、法で保証する必要があり、法の保証を受けるということは法の規制を受ける可能性があるということである。
@ruto (日本の)FXの証拠金みたいに、「同額が信託保全されていること」とかは無理かな?
同等性は信託銀行側のチェックで担保するやつ。FXの場合だとそこは法で直接は保証・点検してなくて、決まりは「信託保全しろ」(許認可を受けた民間企業を使え)だけのはず。
FXのトランザクションごとに信託額がリアルタイムで変化してるとは思えないから、「信託銀行経由で政府が見張ってるじゃん」ともならないんじゃないかな。
(在学中にFX札幌の話とかを眺めてた)
@ruto それは検閲とは関係なくない?伝統通貨の扱い方を政府が握ってる、てだけだと思うけど。
@ruto あと「約束破ったら訴えられる」も関係ないと思う。どんな暗号資産を扱ってても、人が詐欺したら同じだから。
@ruto それは「価値を失う」という話で、やっぱり検閲とは直接関係ないよね?
@ruto そこは全く否定してないので、自分の発言を見てほしいんだけど、検閲とはやっぱり直接は無関係だと思う。
出版社がその内容を政府に咎められて廃業を強いられる検閲と、
出版社が詐欺を働いて価値がなくなる刑事事件と、
とかを同列に扱うのは流石に厳しくない?
@ruto だとすると実効性の話なので、やっぱ法は関係ないよね。
@ruto そこはどうでもよくて、いやなおさらに、同列に扱うのは難しいよね。
@ruto 法律によらなくても、公権力を考えなくとも(って私人の間でもいいんだっけ)、その人の持つ試算の価値を失わせることはできるよね。
もう「対検閲性」という言葉から離れ過ぎて、無理筋だと思う。
@ruto もし「詐欺や民事で訴えられないコイン」があるとすれば、それは無価値なだけだと思うな。
@tadd ビットコインの場合は開発者や中央的な運営者がなんらかの約束を破ったときに詐欺や民事で訴えられるかどうかに依存せずに価値を実現している。
もちろんビットコインを受け取って商品を渡さないとかの詐欺はできるけど、私が前のコメントで言っている詐欺というのはコインの運営者がいつでも日本円と交換するという約束に関する詐欺である。
- replies
- 0
- announces
- 0
- likes
- 0
ビットコインの場合、少なくともビットコインの開発者が店舗とユーザの取り引きを禁止することはできない。Steamの場合はまだ「ビットコインと引き換えにサービスを提供することを禁止する法律」でそれを禁止することはできるけど、オンライン上にしかない匿名のサービスであればそのような規制を少なくとも技術的には受けない。
それに対して、法定通貨に裏付けされたステーブルコインの場合は運営者が結局クレジットカード会社と同じようにSteamとユーザの間の取り引きを「検閲」をするのではないかという懸念がある。具体的にはそのようなことを技術的に可能にしなければならないという規制を運営者が法律で受け得る。では運営者がそのような法が及ばないところでステーブルコインを運営できるかというと、そのような場所では「法定通貨に裏付けされている」と言うことが困難なので運営できない。
@ruto あー、対検閲性っていうのは、自分が勝手に想像してた以外の意味があるんだね。そこは収穫だった。